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大正7年から志摩市浜島町南張地区で栽培されている「南張メロン」川口農園の新たなる戦いがはじまる!!

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下記動画で5分28秒あたりに川口農園さんの川口芳幸さんが出ます。

志摩市浜島町南張地区では1918年(大正7年)に川口農園の初代である川口勇夫を筆頭とする若手4人が園芸同志会を結成、
新しい農業の開拓に着手した。
当時はメロンではなく、キュウリやナスを油紙の保温材を使って栽培し、宇治山田市(現在の伊勢市)や大阪市へ出荷する輸送園芸を行っていた。
しかし1928年(昭和3年)4月25日に予期せぬ霜が降り、順調だった農業経営に大きな被害が及んだ。
そこで園芸同志会は石炭を用いた温室を導入して生産を始めるが、キュウリやナスでは生産額に限りがあると感じ、新たな作物の栽培に転じることを計画した。
それがメロン栽培であった。
まず園芸同志会は、先進地研究として静岡県の浜松市や静岡市へ何度も赴き、1931年(昭和6年)にアールスフェボリット(マスクメロンの代表品種)の本格的な生産を開始した。
当時の同志会の会員は7人、温室面積は1,320m2で大阪市を中心に出荷された。
1937年(昭和12年)6月10日には、伊勢神宮へ行啓中の皇后に南張メロンを贈り、感謝状を授与した。
この時、温室栽培農家は8戸に増え、面積も1650m2に拡大して生産農家の意欲は高まっていた。
1939年(昭和14年)にはメロンの年4作が確立するが、太平洋戦争が激しくなる中で燃料の石炭入手が難しくなり、1941年(昭和16年)から終戦の1945年(昭和20年)まで栽培を取り止めざるを得なくなった。
戦争が終わった翌1946年(昭和21年)には早くも生産を再開し、メロンのほかにもキュウリやキク、エンドウなどが栽培された。
また1951年(昭和26年)からは温室の復活が図られ、キュウリとメロンの輪作も始まった。
1955年(昭和30年)には南張温室組合の組合員は11戸、2673m2と同志会がメロン栽培を始めた頃の約2倍に成長、更に1961年(昭和36年)には三重県営のパイロット事業化が行われ、温室組合の改革が行われた。
その結果、1963年(昭和38年)に組合員10名で協業経営体を組織し、新しい温室設備を購入して共同管理を行うことになったが、栽培技術が人により差が大きく協業経営に行き詰まり、1968年(昭和43年)には経営体は解散した。
温室組合はこの失敗を生かして、個々の経営の強化に取り組み、1971年(昭和46年)9月8日には昭和天皇へ献上、1983年(昭和58年)には日本の農業者として当時最高の栄誉とされた朝日農業賞を受賞するに至った。
また多くの農家はメロン栽培に特化し、水田は酪農家に委託するようになった。
皇室に献上して以降、メロン栽培技術の更なる改良が図られ、メロン農家も2代目・3代目へと世代交代が進んだ。
原油高が深刻化した2008年(平成20年)には、温室のボイラーを重油からまきに切り替えて乗り切った。
2007年(平成19年)、ミズノクラシックが志摩市で開催された際に、招待選手に南張メロンが振る舞われた。
2009年(平成21年)には、志摩市商工会が「埋もれた資源を大きな宝へ」を目標に、南張メロンアイスや南張メロンパンといった新商品の開発も試みられている。

と大正時代、太平洋戦争、昭和天皇へ献上と川口農園は戦い続けている。
2010年には志摩市商工会の「平成21年度地域資源∞全国展開プロジェクト」でアイスクリームとメロンパンを商品開発。
その川口農園が、2016年2月に自家製メロンわ使用したカフェをオープンされた。
そのカフエに伺った!!

メロンハウスが並ぶ一画にドーンとあった。


その名は「MELON HOUSE」店内は吹き抜け的な作りで開放感があり6人掛けテーブルが並んでいる。
入り口左奥が厨房のようです。
窓も広くて外の田んぼも見晴らしがよい。
外にはデッキテーブルもあり外でも食事が出来そうです。
今回は、生メロン100%のジュースを飲んだ。
1/4カットメロンをそのまま使用しているそうです。

生メロン100%のジュース
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価格は800円とちょっと高価だが、せっかく来たので注文した。
ストローで一口飲んだ瞬間にメロンの糖度が高いのが、すぐに分りますね~
流石!! 南張メロン!!
至福のひと時も、2分程度で終わりました。
続きまして、メロンケーキ400円です。

メロンケーキ
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ふわっふわのケーキでワッフルに挟まれているクリームみたいなのが甘くて美味しかったです。
他にもメロンクリームソーダ700円、生メロンパン400円、メロンシャーベット350円、メロンに合うコーヒー400円などもメニュー表に書かれていました。
一言で言うと、メロンに特化したデザートのお店ですね。
川口農園さんの今後の展開に目が離せませんね!!

川口農園・メロンハウス(MELONHOUSE)
志摩市浜島町南張
TEL 0599-53-1006
営業時間 10時~16時30分
定休日 水曜日・日曜日
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株式会社えぶりしんぐ
代表取締役 山本 泰久(やまもと やすひさ)
三重県志摩市阿児町鵜方1225番地シティーガーデン1階【地図
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三重県の伊勢志摩をほぼ年中無休で365日駆け回っています。最近珍しく非通知着信がありますが、しゃべってくだせぇ~。めんどくさいので非通知はもぉ~勘弁してくだせぇ~。(笑)
あと、アクセスランキングで上位過去記事の清水屋様の生クリームパンの記事を読んで下さり、直接お問い合わせの電話も増えています。(笑)お問い合わせは清水屋様へお願いいたします

山本泰久(やまもと やすひさ)自己紹介
2000年ホームページ作成会社設立。約500サイト以上の作成・運営に携わる。
座右の目「ライバルは同業者ではなく、お客様の心」
本業はWebコンサルタント・Web作成・管理・運営。志摩市志摩町御座出身。自然大好き人間。昆虫、水生昆虫・魚など大好き。特にヤゴ・グッピー。
伊勢志摩にある某宿泊施設の売り上げを前年度比350%アップした自分で言うのもアレですが大した者です。
また、通販部門では某サイトの売り上げを前年度比500%アップなど20年研究し続けている独自のロジックにハマると何ぞかをやらかします。(笑)
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