三重と長崎、大分、熊本の四県、十一の真珠生産者組合でつくる「全国真珠養殖漁業協同組合連合会」(平井善正会長)は二十一日、伊勢市岩渕の真珠会館で、今年初の合同入札会を開き、加工・流通業者約五十社、百人が参加した。
生産者(養殖業者)側は、品質の良い方からSとAの二つの等級で直径三―十ミリの真珠約百十五キロを出品した。
景気を反映する宝飾品だけに価格の上昇が期待されている。
初日は、総売り上げが約一億六千四百万円。
最高値は直径十ミリの一匁(もんめ)(三・七五侃覃_)が三万五千三百三十三円となった。
会場では、参加業者が真珠の光沢の「照り」や、真珠層の厚さの「巻き」を評価して電卓をはじき、入札価格を検討していた。
合同入札会は二十七日までの七日間で、その後はブロック別に来年二月末まで続く。
平井会長は、昨年をまたぐ冬の低水温や夏の猛暑で品質にばらつきがあるとし、例年より量が少し減ると予測した。
一方で株価が上がり、円安によって海外の需要も見込めるとして、「景気が良くなり期待している」と語っていた。
志摩の養殖業者 貝から真珠取り出し 状態良く、巻き具合に期待
真珠養殖の盛んな志摩市の英虞湾では、十二月に入り、真珠養殖業者がアコヤガイの浜揚げと真珠を取り出す「珠出し」作業に追われている。
三重県真珠養殖連絡協議会(伊勢市)によると、志摩市の英虞湾や南伊勢町の五ヶ所湾などを中心に県内には約四百軒の真珠養殖業者があり、今月二十一日には県内と九州三県の生産者らでつくる全国真珠養殖漁業協同組合連合会の初入札が予定されている。
生産者らは出荷に向けて十二月中旬から浜揚げと真珠の選別作業を始め、養殖小屋では生産者の家族や手伝いの人らがアコヤガイから真珠を取り出していた。
志摩市と南伊勢町の六地区でつくる県真珠養殖漁業協同組合(事務所・志摩市)の山口寿副組合長理事(63)は、英虞湾で真珠養殖を営んでいる。
志摩市志摩町布施田にある作業小屋では、今月十日から真珠の珠出し作業が始まり、アコヤガイをネットから出し、貝を開いて真珠と貝柱を外す作業が黙々と続いていた。
生産者は貝の状態で真珠の様子が分かるという。
山口さんは「母貝が死滅し、小さい母貝で真珠を育てたので心配だったが、海の状態が良かったので貝の状態も良く、思った以上に真珠の巻き具合に期待が持てると思う」と、話していた。
真珠は洗浄された後、大きさや色など十階級ほどに選別する作業を経て出荷される。
「一級品と言われる真珠は二―三割あれば良い」という山口さん。
入札は二月中旬まで続き、年末年始も忙しい日々が続く。
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伊勢志摩にある某宿泊施設の売り上げを前年度比350%アップした自分で言うのもアレですが大した者です。
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