ウバメガシの木でいぶされた小サバを裏返していく中川さん=尾鷲市梶賀町で
写真=中日新聞
サバなどの小魚をいぶして薫製にする「あぶり」作りが、尾鷲市梶賀町で最盛期を迎えている。熊野灘を望む漁師町に初夏の訪れを告げる香ばしい煙が漂う。
あぶりは同町に伝わる郷土料理。頭と内臓を取り除いた小サバやイサキなどの小魚の身を竹串に刺し、ウバメガシや桜の木を燃やした煙で二時間ほどいぶして作る。塩味の効いた濃厚な味わいが特徴で、地元ではおやつ代わりや酒のおつまみとして食べられている。
二十年以上作り続けている中川矩子(つねこ)さん(75)ら地元の女性四人が同町梶賀漁港近くで早朝から作業に励んでいる。熊野市の遊木漁港などで水揚げされた体長一〇~一五センチのゴマサバを串に刺して並べ、色合いや火の通り具合に気を配りながら、黄金色になるまで一本ずつ丁寧に裏返していった。
中川さんは「年々都市部から注文が増えてうれしいが、出来たてのあぶりは最高。ぜひ梶賀へ味わいに来てほしい」と話している。
小サバのあぶり作りは六月まで続き、夏以降はイサキやアジのあぶり作りに移る。小サバは一串(約十五匹)三百円。問い合わせは中川さん=電0597(27)2168=へ。
◆輪内中生が作業体験
真剣な表情で小サバを一匹ずつ串に刺す生徒=尾鷲市梶賀町で
写真=中日新聞
尾鷲市輪内中学校の一年生十六人が二十三日、「あぶり」作りを体験した。
地元の伝統的な産業や食文化を学ぶ総合学習の一環で、毎年実施。二十年以上あぶりを作り続けている同町の浜中倫代(つねよ)さん(72)ら四人が講師を務め、同町梶賀漁港近くの浜中さんの作業場で、この日水揚げされた一三~一五センチの新鮮な小サバ三十キロを調理した。
生徒たちは浜中さんらの指導を受けながら、指先で器用に小サバの頭と内臓を取り除いた。残った身を長さ三十センチの竹串に刺し、桜の木を燃やした煙でいぶしていった。
出来上がったあぶりは学校に届けられ、各自持ち帰って自宅で味わう。体験した東映利佳さん(13)は「うまく頭と内臓が取れなかった。あぶりは好物なので、家で食べるのが楽しみです」と話していた。
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山本泰久(やまもと やすひさ)自己紹介
2000年ホームページ作成会社設立。約500サイト以上の作成・運営に携わる。
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