三重県内すし店三十二店舗による「三重すし街道」(松田春喜代表)は二日、多気町五桂のまごの店で「第五回すし祭り」を開き、店を運営する県立相可高校食物調理クラブ生と共に、来店客に握りたてのすしを振る舞った。
日本を代表する食文化の一つであるすしの魅力を理解してもらうとともに、県産食材の周知拡大を図る企画として開催を続けている企画。本番に先立ち、加盟すし店の職人が同校へ出前授業を実施し、指導を受けた二、三年生三十二人と、職人十三人が自慢の腕を披露した。
この日は、県産米「結びの神」をはじめ、桑名産のハマグリ、東紀州産のサンマ、志摩産のアワビや伊勢マグロといった県産食材を使ったにぎりずしや、生徒らが手掛けた天ぷらやだし巻き玉子、赤出汁(だし)、鳥羽のあだこの岩ガキなどを一人前税込み三千六百円で提供。百六十人分が即日完売となった。
すし街道の松田代表(64)は、「技術継承が重要。これを機に職人の道に入った生徒もいる。今後も続けていきたい」と話していた。
売り上げの一部は協賛新聞社を通じて社会福祉に向けて寄付される。
ソース(伊勢新聞)
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