【設立総会であいさつする(左から)鈴木知事と松浦副会長、濱田会長、池田連合会会長=伊勢市宇治中之切町の海老丸で】
写真=伊勢新聞
創業や新規事業の開拓支援を目的とする三重ニュービジネス協議会の設立総会が、三十一日夜、伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁内海老丸であった。同市の赤福会長の濱田典保氏ら中南勢の経営者や有識者、県職員など会員二十一人で発足。鈴木英敬知事も出席し、顧問就任を承諾した。
ニュービジネス協議会は十年ほど前から都道府県単位で設立が広がっている。ニュービジネスの育成・振興策の調査研究をはじめ事業内容を定めた規約を承認し、濱田氏を会長、万協製薬(多気町)の松浦信男社長を副会長に選任した。
鈴木知事は経産省職員時代に関わったと説明し、「全国にあるネットワークが強み。県としても応援をしっかりとしたい」と述べた。
全国を統括する公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会の池田弘会長が講話し、若者の流出に伴う地方の町の消滅を防ぐにはやりがいのある職場が必要で、国がその制度を整えつつあるとして、「日本は一番、創業しやすい仕組みになった。ただ、マインドが追い付いていない」と意識改革を訴えた。
総会後、座談会を午前零時から同四時まで開き、非会員を含む約二十人が県南部の人口減少などをテーマに話し合い、地域活性化につながる新しい事業の提案もあった。
ソース(伊勢新聞)
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