伊勢志摩鳥羽のトピックス

今度は「お伊勢ガール」…「研究」「心構え」「パワー」で集まった107人の“アグレッシブ”

sankeisinbun

「お伊勢参りガール」が次のトレンド!? 秋に式年遷宮を控える伊勢神宮(三重県伊勢市)に参拝する大学生を対象にしたバスツアーが先月末に行われ、男子大生3人に対し、定員を超える100人余りの女子大生が応募、神社や主催者側を驚かせた。人気の背景にはパワースポットブームもあるようだが、山ガールやお遍路ガール、歴女(れきじょ)など、最近はなぜ女性ばかりが元気なのか。ツアーに同行し、その“秘密”を探った。

女子大生の熱気ムンムン、男子学生はわずか3人
ツアーは、京都の若手神職らでつくる京都府神道青年会(田中朋清会長)が、大イベントを控えた伊勢神宮を若い人たちにもよく知ってもらおうと企画。伊勢神宮の神主のガイドで外宮、内宮を巡り、通常は許されない御垣内(みかきうち)参拝や御神楽奉納の参列などを体験する内容だ。
1月下旬に京都府内の大学生を対象に参加者を募ったところ、女子大生の応募が殺到し、数日で100人の定員枠を超えた。そこで早々に応募を打ち切り。ツアーには結局、110人が参加したが、このうち女子大生が107人を占め、男子はわずか3人だった。
ほぼ全員が単独の参加。応募メールには参加理由として、「社会人や母になる前の“心構え”を学びたい」といった声のほか、「式年遷宮の年に参ることで、何か特別なパワーをもらいたい」など、近年のパワースポット人気をうかがわせるものもあった。
参加者の1人の京都芸術大4年、新居絵里奈さん(23)は京都市内の神社で巫女(みこ)のアルバイトをしているといい、「神道の本宗といわれる神宮をぜひ参ってみたくて」と話した。
一行はJR京都駅前を午前7時に出発。バス3台に分乗し、車中で伊勢神宮のDVD映像を見ながら、約2時間半で外宮に到着した。出発時は雨模様だったが、神宮に着いたころにはすっかりあがっていた。
「天候がよくなったのは神様のおかげかな?」。あいさつ代わりにそんな言葉を投げかけ、親子ほど年の離れた女子大生らと何とか会話を交わす。
バスを降り、まず向かったのは、外宮のまがたま池のほとりにあるせんぐう館。その講義室で、神宮の神主から式年遷宮などについての説明を受け、その後に館内を見学。女子大生らは、実物と同様に調製された御装束神宝をはじめ、神宮が伝えてきた技術や精神を紹介する資料を熱心に見て回った。仏教大2年の稲次優さん(20)は「日本人の技は本当にすごい。ぜひ研究のテーマにしたい」と感動した様子。
せんぐう館を出た後、手水舎に立ち寄ったが。ひしゃくを使う手洗いの作法など、全員が参拝前の礼儀を心得ていたのには感心した。
この後は火除橋を渡り、外宮の宮域へ。京都橘大4年の塩澤美穂さん(22)は「神宮は思っていた以上に広く、神聖な空気が張り詰めている」と感慨深げ。確かに、落ち着いた雰囲気の参道を歩くのは気持ちがいい。

神妙に手を合わせ、正座を40分

正宮に着き、通常は立ち入れない御垣内の参拝に臨んだ。正殿入り口の縮衛屋の横に並び、おはらいを受けた後、神職に先導されて玉石の上をしずしずと歩く。御神体・豊受(とようけ)大神宮が鎮座する前に整列し、二拝二拍手一拝の拝礼。厳粛な儀式だ。垣根を挟んだ向こうには金色のように輝く新しい正殿が見える。

 神様への正式参拝に、彼女たちもさすがに緊張した面持ちだ。同志社大1年の杉岡瞳さん(19)は「朝から体調がよくなかったが、参拝を済ませたとたんに頭がすっきり。新旧の正殿を見比べられたのは感激です」。

 神宮会館で、伊勢の海の幸などを盛った昼食弁当を味わい、内宮へ向かう。ワイワイ、ガヤガヤ…歩いている間も女子大生らはにぎやかだ。華やかな雰囲気が他の参拝者らの目を引く。対して男子大生らはどうしても陰が薄い。3人だけでかたまって行動している印象で、初対面同士でも積極的に話す女子大生らとは好対照だ。

 内宮の入り口の「宇治橋」に到着。「五十鈴川にかかるこの橋は、日常の世界から神聖な世界へのかけ橋といわれています」。案内役の神主がこう説明してくれた。大きな鳥居を目の前にし、身も心も正して清浄な宮域に入る心構えを学ぶ。

 橋を渡り、スギやマツ、ヒノキが立ち並ぶ参道を進む。女子大生らは神楽殿で神楽奉納に参列。おはらいに続いて雅楽や舞が繰り広げられたが、その間約40分、ほぼ全員が足をくずすことがなく正座を続けたのには驚いた。「茶道などで鍛えているので正座はぜんぜん平気。それより、もっと神楽のことを勉強しておけばよかった」と池坊
短大2年の吉川美沙子さん(20)。足がしびれ、“女座り”を続けていた私は恥ずかしいやら、情けないやら…。

ギャルの素顔も…

神楽奉納を体験した後は、いよいよ皇室ご祖神の皇大神宮・天照大神が祭られる正宮へ。5重の御垣に囲まれた一番奥にある正殿での御垣内の参拝は、厳かな雰囲気の中で進んだ。一般の参拝者は参ることができず、外垣から大勢の人たちがその様子を見守っていた。「厳粛な参拝にすごく緊張したけど、“特別な人”になったようでルンルン気分だった」。京都聖母女学院短大2年の木村麻那さん(20)は今どきの女子大生らしい感想。

 最後に寄ったのは、江戸期から明治期にかけての門前町を再現したおはらい町・おかげ横丁。伝統の和菓子に舌鼓を打ったり、土産物を買ったりと、みんな普段の“ギャルぶり”を存分に発揮していた。

 京都へ帰る車中でも彼女たちは疲れた様子もなく、参拝した印の御朱印帖を手に充実した様子で会話に花を咲かせていた。

 「実家が三重県なので、地元出身者として、全国の人たちに神宮についてしっかり説明できようになりたい」。京都女子大3年の佐野ちさとさん(21)がこう話すと、京都府立大1年の高岡千映(ちあき)さん(19)は「参拝は3度目だが、大学生になった今、厳粛な気分が味わえる神宮に対する感じ方が変わりました」。同志社女子大3年の森恒倫子(みちこ)さん(21)も「古事記を勉強しているが、神宮に参って、神話へのイメージが具体化した」と感想を話した。

歴女、山ガール…元気な女性たち

 

神宮ではツアーの女子大生以外にも、若い女性らの姿が目立った。「20年前の式年遷宮の年とはまったく様相が違う」と、同行した主催者側の神主さんが話すのもうなずける。

 歴史に由来のある場所を探訪する歴女、山歩きや釣りを楽しむ山ガール、釣りガール…。新しい呼び名を生むほど、最近はレジャー方面で若い女性たちの活発な行動が目立っている。対して若い男性は「草食系」などと呼ばれ、おとなしいイメージで見られることが多い。今回のツアーに参加した男子大生3人も、積極的に女子大生らの輪に入ることもなく、もの静かな印象だった。

 若者を中心に人の心理などについて研究する立命館大産業社会学部の斎藤真緒准教授は「もともと精神面で強い女性が今、女らしさを維持しつつ、いろんな領域で男性より優位に立とうとしている。一方で、男性は、昔のように率先して行動するというイメージがなく、人や物事などに距離の取り方ばかりを模索している」と分析する。

 今回のツアーに参加してみて、この“格差”はまだまだ広がっていくように感じた。

 

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代表 山本 泰久(やまもと やすひさ)
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三重県の伊勢志摩をほぼ年中無休で365日駆け回っています。最近珍しく非通知着信がありますが、しゃべってくだせぇ~。めんどくさいので非通知はもぉ~勘弁してくだせぇ~。(笑)

山本泰久(やまもと やすひさ)自己紹介
2000年ホームページ作成会社設立。約500サイト以上の作成・運営に携わる。
座右の目「ライバルは同業者ではなく、お客様の心」
本業はWebコンサルタント・Web作成・管理・運営。志摩市志摩町御座出身。自然大好き人間。昆虫、水生昆虫・魚など大好き。特にヤゴ・グッピー。
伊勢志摩にある某宿泊施設の売り上げを前年度比350%アップした自分で言うのもアレですが大した者です。
また、通販部門では某サイトの売り上げを前年度比500%アップなど20年研究し続けている独自のロジックにハマると何ぞかをやらかします。(笑)
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