伊勢志摩鳥羽のトピックス

船越、的矢、波切の3中学で閉校式 志摩

生徒数の減少により、三十一日で閉校する志摩市内の船越、的矢、波切の三中学校で二十四、二十五の両日、閉校式があった。三校とも、卒業式を終えた三年生を含む生徒たちと地域の人たちが出席し、最後の校歌を高らかに歌い、学びやに感謝した。 三校はいずれも一九四七(昭和二十二)年の創立。本年度の全校生徒は三月一日現在で船越中が四十九人、的矢中が二十三人、波切中が百十五人。 船越中の式典には、生徒と来賓や地域の人たち計百五十人が出席。郷土の伝統文化継承の役割を果たしてきたことや、通算で二千二百五十九人の卒業生を送り出したことなど学校の歩みを懐かしんだ。学舎に感謝の気持ちを述べる山本さん=志摩市大王町の船越中学校で
 生徒代表の三年生の山本楓さんが「船中には学んだことを先輩から後輩に伝えていくことや、地域との交流の深さ、先生や地域の見守りという良いところがあった。三年間は宝物になった」と思い出を語った。 通算千七百八十六人が卒業した的矢中では、生徒やOBら計二百人が、的矢湾の環境浄化に向けて、地元漁業者たちと協力して海草のアマモ場再生に取り組んだことを振り返った。 三年生の磯和海里(かいり)君は「小規模校で一人一人の責任が重く、熱があっても部活の試合に出て、つらいこともあったが、人数が少ないから気心が知れ、皆で力を合わせることもできた。学んだことを大切にしていきたい」と決意を新たにした。柴原副市長に校旗を返還する波切中の松井校長(左)=志摩市大王町の波切中学校で
 波切中では、七三年の全国中学生相撲大会優勝といった歴史を、生徒と地域の人ら計二百人が振り返り、学びやとの別れを惜しんだ。本年度までの卒業生は七千八百八十六人。 校歌斉唱に先立ち、三年生の坂中裕規君が「校歌も今日で歌い納め。これまでは大きな声で歌うのが恥ずかしかったが、きょうはみんなで大きな声で歌いたい」と呼び掛け、出席者は感謝の気持ちを込めて歌声を校舎に響かせた。 各校の式典で校旗の返納もあり、船越中の中山久章校長、的矢中の市川和利校長から大口秀和市長に、波切中の松井睦夫校長から柴原時男副市長にそれぞれ校旗が返された。 四月から波切中校舎は大王中として利用され、船越中の一、二年生も通学する。的矢中の一、二年生は文岡中に通う。船越、的矢両校の跡地利用法は未定。

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2000年ホームページ作成会社設立。約500サイト以上の作成・運営に携わる。
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また、通販部門では某サイトの売り上げを前年度比500%アップなど20年研究し続けている独自のロジックにハマると何ぞかをやらかします。(笑)
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