【開花したササの花=明和町上村の高塚1号古墳調整池付近で】
写真=伊勢新聞
三重県、明和町斎宮でまちかど博物館「竹茗舎(ちくめいしゃ)」を開く渡邉幸宏さん(70)はこのほど、同町上村の高塚一号古墳の調整池付近の山林で開花しているササを見つけた。寿命が尽きる直前の数十年に一度、花を咲かせて実を付けるが詳しい周期は分かっていない。
中部以西に広く分布する「ネザサ」の一種とみられ、長さ数ミリの小さな緑色の花が垂れ下がるように咲いている。渡邉さんが同町文化財保護審議会委員として高塚古墳を視察した際に発見した。実を狙って野ネズミが大量繁殖するため、過去には凶兆ともされた。
渡邉さんは十代半ばから竹関係の資料や書物を集め、五年前にまちかど博物館を開館。十年前に玉城町で、四月上旬には伊勢市で開花を確認したが、「ここでは初めて見た。とても珍しい」と話していた。
ソース(伊勢新聞)
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