鳥羽市答志町と交流を続けている伊賀市の比自岐地区は3月13日、同地区の農作物と答志町の海産物を使った加工品を試作。
同市四十九町の県伊賀庁舎で開かれた成果報告会で披露した。
【試作品を作った比自岐地区の住民ら=伊賀市四十九町】
市の「農山・漁村活性化推進事業」として委託を受け、取り組んでいるもので、比自岐地区の住民で組織する「ひじき笑みの市運営委員会」が中心に、昨年9月から試作品の開発に取り組んできた。
答志町でも試食会を開くなど意見を広く集め「ひじき入りこんにゃく」「シイタケと茎わかめの佃煮」「天草を使った芋寒天」の3品を作った。
報告会では同地区の住民や答志町の関係者ら約35人が出席。
全員で試食した後に味や触感の改善点など意見を出し合った。
運営委員会の森井八枝子会長(65)は「お互いの物産を持ち寄り、加工品一緒に考えていくことで、相乗効果で良いものができるのでは」と今後の商品化に期待を込めた。
比自岐地区では、2005年から子ども同士の交流や同市内で開かれる「笑みの市」で海産物の販売などで答志町との関係を深めており、同町の住民らでつくる「ひじき交流会」の中村正道さん(77)は「お互いの地域の良いところが出せてうれしい。
交流を続けてきてよかった」と語った。
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