伊勢志摩鳥羽のトピックス

少ない燃料で強い火力 紀北の尾崎さん、エコストーブ手作り


エコストーブに燃料の木の枝を入れる尾崎さん=紀北町海山区引本浦で
写真=中日新聞

三重県紀北町海山区引本浦の自主防災会委員、尾崎光紀(みつのり)さん(74)が、灯油の空き缶などを組み合わせて暖房、調理器具として使える燃焼効率の高いまきストーブ「エコストーブ」を手作りした。少ない燃料で強い火力が得られるため、災害時にも役立つ道具として地域で注目されている。

 エコストーブは灯油などを入れる金属製のペール缶の底近くの側面に穴を空け、穴にL字形のステンレス製の筒を差し込んで作る。缶の外に突き出した筒の「たき口」でまきを燃やすと、缶上部の筒先から炎と熱い空気が噴き出し、ガスコンロのような感覚で調理ができる。

 尾崎さんは、新書「里山資本主義」(角川oneテーマ21)でエコストーブの機能や作り方を知り、近くのガソリンスタンドでもらった二十リットル入りの灯油の空き缶二つと使わなくなった自宅の煙突を筒に利用して製作。缶の穴ははさみで開け、缶の内側と筒の間には断熱材として園芸などで使う軽石を詰めた。「半日がかりだったが、慣れると一時間ほどで作ることができそう」と話す。

 庭木の剪定(せんてい)をした時に出た木の枝をたき口で燃やすと十分ほどで筒から熱い空気が出始めた。地区内では同じようにエコストーブを作っている人がいて、友人らと災害で電気やガスが止まった時に備え、エコストーブを作りためておく計画を話し合っている。

 尾崎さんは「引本浦には山が多く、燃料はいくらでもある。もしもの時に役立つ道具として今後、地域の人たちとエコストーブの活用策を考えたい」と話している。

中日新聞より転載

この記事の投稿または推奨している人
株式会社えぶりしんぐ
代表取締役 山本 泰久(やまもと やすひさ)
三重県志摩市阿児町鵜方1225番地シティーガーデン1階【地図
山本泰久(やまもと やすひさ)直通MailForm
三重県の伊勢志摩をほぼ年中無休で365日駆け回っています。最近珍しく非通知着信がありますが、しゃべってくだせぇ~。めんどくさいので非通知はもぉ~勘弁してくだせぇ~。(笑)
あと、アクセスランキングで上位過去記事の清水屋様の生クリームパンの記事を読んで下さり、直接お問い合わせの電話も増えています。(笑)お問い合わせは清水屋様へお願いいたします

山本泰久(やまもと やすひさ)自己紹介
2000年ホームページ作成会社設立。約500サイト以上の作成・運営に携わる。
座右の目「ライバルは同業者ではなく、お客様の心」
本業はWebコンサルタント・Web作成・管理・運営。志摩市志摩町御座出身。自然大好き人間。昆虫、水生昆虫・魚など大好き。特にヤゴ・グッピー。
伊勢志摩にある某宿泊施設の売り上げを前年度比350%アップした自分で言うのもアレですが大した者です。
また、通販部門では某サイトの売り上げを前年度比500%アップなど20年研究し続けている独自のロジックにハマると何ぞかをやらかします。(笑)
取材や掲載希望の方、またはホームページ作成・管理・運営についてもお問合せフォームよりご連絡ください。
>>お問い合わせ先<<

関連記事

  1. 憩いの公園に水車が完成 大台の住民ら整備進める
  2. 内宮前駐車料、9月から観光バス1回3000円に!!??
  3. 【三重県多気町に建設中の日本最大級の商業リゾート施設が開業】日本…
  4. 志摩市観光協会と元事務局長和解
  5. みなみいせまつり開催
  6. 三重県沖の熊野灘を泳ぐクジラ
  7. 「カップルで鳴らして」 志摩・渡鹿野島に新スポット ハート型の鐘…
  8. ドローンがVISONの夜空を彩る「VISON SUMMER NI…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最新記事

PAGE TOP
PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com