懐からオコゼをのぞかせて大笑いする奇祭「山の神祭り」が七日、尾鷲市矢浜岡崎町の桂山山中で営まれた。同市矢浜地区に約二百年前から伝わる祭りで、山の神に農林業の繁栄を祈願した。
写真=中日新聞
地域の言い伝えでは、山の神が海の神と家来の数を争い、同数だったところに突然、オコゼが現れたため、山の神が敗れた。氏子たちは「こんな醜いもの、魚のうちに入りません」と皆で笑い飛ばし、山の神の怒りを鎮めたという。山の神は女神で嫉妬深いとされ、祭礼への女性の立ち入りは禁じられている。
写真=中日新聞
氏子は山の神に道具を供える「道具方」と料理を供える「料理方」に分かれ、早朝からそれぞれの準備に追われた。道具方は二十人が祭りの当番を務める「祷(とう)屋」に集まり、男性器をかたどった木彫、クワやカマなど農林業の「お道具」をスギで作った。料理方の祷屋では、スルメや干し柿、甘酒などを用意した。
昼前、氏子十五人が桂山の山中に移動し、作ったお道具と料理をほこらに供えて「オコゼでござる」と呼び掛けた。道具方と料理方の祷屋の代表が懐に忍ばせた体長四〇センチほどのオコゼをちらりとのぞかせ、全員が大きな口を開けて「わっはっは」と笑った。
料理方の祷屋を務めた同市矢浜の北村昭人さん(51)は「五穀豊穣(ほうじょう)と健康を祈って必死に笑いました。参加するのは二度目ですが、緊張してしまい周りの笑い声は聞こえなかった」と話していた。
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