伊勢志摩鳥羽のトピックス

アブラボウズのカラスミいかが 尾鷲の海産物店が商品化

尾鷲市栄町の海産物店「大瀬勇商店」が、ボラの卵巣を塩漬けにした高級珍味「カラスミ」を、クエに似た高級魚アブラボウズの卵巣を使って商品化した。店主の大瀬勇人さん(56)は「他では作っている例がないと思う。ボラとは似て非なるもの。新たな珍味として味わってほしい」と期待を込める。

 カラスミはボラが産卵期を迎える秋が生産期で、同店でも古くから作り続けているが、近年は不漁。別の資源を生かそうと、二年前には同市三木浦町の水産会社「長久丸」のマグロを使ったカラスミを発売した。今回は長久丸側からアブラボウズを使えないかと提案があり、加工に取り組んだ。

アブラボウズは一メートル以上に成長する白身魚で、その名の通り脂肪に富む。卵巣も三十五センチ前後とボラに比べて三倍ほどある。独特の魚臭さを和らげるため塩水や酒に繰り返し漬け、味が浸透するまで一定期間置いた後、約二カ月天日干しして脂を抜き完成させた。

 手間をかけて作った分、臭みは薄く、味は濃厚。卵の一粒が小さく、ぷちぷちとした食感も楽しめる。大瀬さんも「上出来だと思う。ボラよりねっとりとしていて、日本酒にもワインにも合うのでは。パスタやサラダに交ぜる食べ方もできる」と自信を見せる。

 店のみで販売し、価格はボラに比べ半額程度となる百グラム三千円。スライスした数十グラムでの売り方も検討する。同市中村町のレストラン「葉っぱがシェフ jomon」が料理に取り入れるという。

 カラスミに限らず、新商品開発に熱心な大瀬さん。「ここ数年、安定して取れる魚が少なくなっている。天然、養殖を問わず良い素材があれば使い、これまでに食べたことがないような商品を作っていきたい」と意気込んでいる。(問)大瀬勇商店=0597(22)0563

 

(引用・中日新聞)

 

 

 

 

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また、通販部門では某サイトの売り上げを前年度比500%アップなど20年研究し続けている独自のロジックにハマると何ぞかをやらかします。(笑)
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