三重県志摩市　越賀中閉校の映画に拍手　試写会に市民ら150人

伊勢志摩鳥羽のトピックス

2015/1/31
伊勢志摩鳥羽のトピックス
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投稿者: 伊勢乃志摩男

平成26年3月に閉校した志摩市志摩町越賀の市立越賀中学校を舞台に撮影した映画
「校歌の卒業式～キボウノトビラ」の試写会が1月31日、三重県志摩市阿児町鵜方の
志摩市商工会館であり、市内を中心に約150人が映画を鑑賞した。

上映後は主演で伊勢市出身の女優、桐島ココさん(22)と、監督で同市大王町船越出身の
山際新平さん(55)、映画の世話役を務めた同中卒業生の磯和伴幸さん(47)が
あいさつに立った。

作品は、新任英語教師役の桐島さんと閉校当時在籍した二年生十人が主演。
閉校に向き合う生徒と地域の大人を桐島さんの目線で捉え、ラストでは住民も
参加してあずり浜海岸で校歌を歌うという内容。
四十五分間の上映が終わると会場は拍手に包まれた。

主演した生徒は数日後に高校受験を控え、試写会には不在だった。
孫が出演したという西岡楠和子（なかこ）さん(68)は
「孫が映って感動して涙が出た」と目を真っ赤にしていた。

山際監督は出身の船越中学校（平成二十四年度閉校）の映画「校歌の卒業式」では
プロデューサーを務め、閉校をテーマにした作品は二作目。
「映画を見て地域のあり方を見つめ直し、日本が元気になってほしい」と語った。

桐島さんも「映画を全国に発信し、志摩を盛り上げて」と話した。

磯和さんは「あずり浜で涙を流しながら校歌を歌ってくれたことを思い出した」と
感慨深げにあいさつした。映画は三月に地元の越賀でプレミア上映会を予定している。

文　伊勢新聞より転載

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