「長谷川」と墨で書かれた千両箱から見つかった古銭=松阪市殿町、魚町の「松阪商人 長谷川治郎兵衛家旧宅」で
写真=中日新聞
豪商の館から大判小判がざっくざく-。松阪市指定文化財「松阪商人長谷川治郎兵衛(じろべえ)家旧宅」(魚町、殿町)から、江戸時代の大判小判や明治時代の古銭が大量に見つかった。28日の市の発表では、旧宅内の調査は市教委が進めているが、多くは手付かず。今後さらに調べが進めば、新たな「お宝」が見つかる可能性もある。
千両箱にあったのは江戸時代の大判小判、銀貨、銅貨類とメキシコ、オランダの銀貨の計五十四枚。ひときわ価値が高いのは、徳川吉宗の時代に発行された「享保大判金」。大きさは縦一五・三センチ、横九・四センチ、重さは約百六十五グラム。東京都中野区のコイン専門店「嵯峨野古銭」によると、保存状態が良ければ五百万~九百万円の価値があるという。
長谷川家は三井家、小津家と並び、松阪出身の江戸時代の豪商。江戸で木綿の仲買商を営み、財を築いた。
市教委職員が二月二十八日、美術品や工芸品が保管されている「表蔵」二階の棚を調べていたところ、錠が掛けられたヒノキ製の千両箱(縦四七・五センチ、横二十六センチ、高さ一九・五センチ)を見つけた。箱には「長福」「長谷川」と墨で書かれていた。別室から「長福」と書かれた木札の付いた鍵があり、錠に差し込んだところ、千両箱が開いたという。
中には、一九〇七(明治四十)年四月の日付の目録もあった。当時の長谷川家の当主は十一代の定矩(さだのり)。市教委文化課は「今回見つかった大判小判は、定矩のコレクションだったのでは」と推測している。長谷川家は千両箱の存在を知らず、市から連絡を受け寄贈した。
旧長谷川邸は昨年度、市が寄贈を受けた。市教委は二〇〇八年から内部の調査を進め、昨年度までに計二万五千点を調べた。最終的に約五万点の資料を調べる予定。同課は「これから何が見つかるか目が離せない」と注視している。
山中光茂市長は「『豪商のまち』を掲げる松阪で、豪商の旧宅から大判小判が見つかったことは、ストーリー性を感じる」と感慨深げ。旧宅は現在、毎月第三金曜、日曜日に公開しており、発見した貨幣も六月から米蔵で展示、公開する。
ソース(中日新聞)
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