志摩男ちゃん日記

海女サミット あまちゃん、歓迎します

明日から石川県輪島市で始まる「海女サミット」は、人と海の関係を見直す好機だ。海の生態系を壊さない伝統漁法と、漁と一体となった「海女文化」。新人あまちゃんも、各地で生まれている。
 素潜りでアワビやサザエを採る海女は日本と韓国・済州島にしかいない。海女文化に詳しい海の博物館(三重県鳥羽市)によると、二〇一〇年調査で全国の海女は二千百七十四人。三十年間で四分の一に激減した。
 最も多いのは三重県で鳥羽、志摩市に約千人。石川県は、輪島市の舳倉(へぐら)島などに約二百人いて二番目。千葉県南房総、静岡県伊豆にもそれぞれ約百五十人いる。潜水時間や漁期の制限で資源を管理している。
 舳倉島の海女は半数が七十、八十代。高齢化による後継者不足が深刻だ。地球温暖化で貝類が食べる海藻が減ってもいる。藻場の回復が急務だ。厳しい労働で稼ぎが少ない、では敬遠される。
 こうした中、舳倉島で今年、朗報が相次いだ。中野葵さん(18)、船本冬美さん(22)の若い海女二人がデビューした。ともに代々の海女一家に育った。中野さんは「母親を助けるため」。船本さんは「Uターンの仕事」に選んだ。成長して後進の手本になってほしい。
 自然と共生するライフスタイルが見直される中、南房総や伊豆でも三十、四十代の新人海女が現れている。海藻や貝類の増える豊かな里海がよみがえれば、続く担い手も期待できる。
 海女文化の継承へ、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指す動きが始まっている。〇九年から三年間、三重県で海女サミットを開き、機運を盛り上げた。四回目の輪島では、登録へ向け大会宣言を採択する。
 といっても道のりは遠い。まず各県指定の重要無形文化財、さらに国指定への昇格が必要だ。それでも現在、国重文の約三百件がユネスコ登録を待っている。
 舳倉島の海女さんたちは「ユネスコとか、(NHKドラマの)あまちゃん人気とか、よくわかんねぇ」と言う。ただ、みんな仕事に誇りと生きがいを持っている。その道数十年の経験を次代に伝えていってほしい。文化財指定は継承への手段の一つである。
 石川、三重両県の呼び掛けで来年一月に海女文化継承の全国組織が発足する。藻場回復や種苗放流の状況を情報交換する。海女さんの笑い声、歌声が絶えない磯辺をぜひ、取り戻したい。
ソース(東京新聞)

この記事の投稿または推奨している人
株式会社えぶりしんぐ
代表取締役 山本 泰久(やまもと やすひさ)
三重県志摩市阿児町鵜方1225番地シティーガーデン1階【地図
山本泰久(やまもと やすひさ)直通MailForm
三重県の伊勢志摩をほぼ年中無休で365日駆け回っています。最近珍しく非通知着信がありますが、しゃべってくだせぇ~。めんどくさいので非通知はもぉ~勘弁してくだせぇ~。(笑)
あと、アクセスランキングで上位過去記事の清水屋様の生クリームパンの記事を読んで下さり、直接お問い合わせの電話も増えています。(笑)お問い合わせは清水屋様へお願いいたします

山本泰久(やまもと やすひさ)自己紹介
2000年ホームページ作成会社設立。約500サイト以上の作成・運営に携わる。
座右の目「ライバルは同業者ではなく、お客様の心」
本業はWebコンサルタント・Web作成・管理・運営。志摩市志摩町御座出身。自然大好き人間。昆虫、水生昆虫・魚など大好き。特にヤゴ・グッピー。
伊勢志摩にある某宿泊施設の売り上げを前年度比350%アップした自分で言うのもアレですが大した者です。
また、通販部門では某サイトの売り上げを前年度比500%アップなど20年研究し続けている独自のロジックにハマると何ぞかをやらかします。(笑)
取材や掲載希望の方、またはホームページ作成・管理・運営についてもお問合せフォームよりご連絡ください。
>>お問い合わせ先<<

関連記事

  1. PHPでフルパス(絶対パス)を取得する方法
  2. 伊勢志摩
  3. 子供が楽しめる観光地は四国か伊勢志摩どちらでしょうか?
  4. 被災業者の努力に感謝 宮城の種ガキが順調に入荷
  5. パソコンが最短で得意になるコツとは?
  6. 『キクチペイント』様のホームページが完成しました。
  7. 本格にぎり寿司の店「横丁君家」 in おかげ横丁
  8. コーズ・マーケティング

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最新記事

PAGE TOP
PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com