三重県伊勢市駅の駅前商店街は、全国の地方都市がそうであるように、ほぼシャッター通りになっている。
その商店街の一角にある空き店舗で、4月末からゲストハウス「ユメビトハウス」の営業が始まった。
このゲストハウスを運営しているのは、水落勝彦さん(33)。
三重県四日市市出身で、東京の大学に進学し、卒業後は東京で働いていた。
水落さんは「ご近所同士のあいさつも無い顔の見えない人間関係も気を使わなくて良いけど、もっとつながりの強い地域で、地域に必要とされる生き方がしたい」と思った。
伊勢市によると、市内の人口は12万9147人(2012年11月時点)だが、2035年には10万6487人にまで減ると予想されている。
年間約1000人が町を出て行く計算だ。
2030年には、3人に1人が65歳以上の高齢者となり、働く世代は1万5000人以上減少するという。
そこで水落さんは、伊勢銀座新道商店街にある3階建ての空き店舗を借り、伊勢市に移住。
「ユメビトハウス」の開業準備をしてきた。
「商店街は高齢化や後継者不足に悩んでいますが、強い人間関係が残っています。
僕自身もIターン者。
地方で活躍の場を得たい若者たちと地域のつなぎ手としてIターンを促進し、伊勢を元気にしていきたい」(水落さん)
4月20日に行われたオープン記念イベントでは、ゲストとして高橋千秋参議院議員や伊勢市の鈴木健一市長、全国若手市議会議員の会第13代会長(現顧問)で愛知県稲沢市議会議員の野々部尚昭氏らが駆けつけ、
地元の建設会社やラーメン屋などの社長ら市民約20人が集まった。
4月26日には、1階のラウンジを活用して「ユメビト寄席」として落語家による落語会を開催。
今後はこのフロアでトークライブなどのイベントを催し、2階を宿泊客スペース、3階を水落さんの事務所やコモンスペース(旅人や地元の人が自由に交流できるスペース)として
使う予定だ。
5月末までは1泊1980円で利用できる。
地元の伊勢神宮では今年、20年に一度の式年遷宮があり、観光客増が見込める。
この勢いに乗って、まちを盛り上げる若者たちが全国から集まることを期待したい。
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株式会社えぶりしんぐ代表取締役 山本 泰久(やまもと やすひさ)
三重県志摩市阿児町鵜方1225番地シティーガーデン1階【地図】
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三重県の伊勢志摩をほぼ年中無休で365日駆け回っています。最近珍しく非通知着信がありますが、しゃべってくだせぇ~。めんどくさいので非通知はもぉ~勘弁してくだせぇ~。(笑)
あと、アクセスランキングで上位過去記事の清水屋様の生クリームパンの記事を読んで下さり、直接お問い合わせの電話も増えています。(笑)お問い合わせは清水屋様へお願いいたします
山本泰久(やまもと やすひさ)自己紹介
2000年ホームページ作成会社設立。約500サイト以上の作成・運営に携わる。
座右の目「ライバルは同業者ではなく、お客様の心」
本業はWebコンサルタント・Web作成・管理・運営。志摩市志摩町御座出身。自然大好き人間。昆虫、水生昆虫・魚など大好き。特にヤゴ・グッピー。
伊勢志摩にある某宿泊施設の売り上げを前年度比350%アップした自分で言うのもアレですが大した者です。
また、通販部門では某サイトの売り上げを前年度比500%アップなど20年研究し続けている独自のロジックにハマると何ぞかをやらかします。(笑)
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